これから就職活動を始めようとしている人へ

学生の間で「内定切り」というのが再び流行しています。

リーマンショックの時も流行していたし、不況が本格的になってきた頃に流行ります。

就職氷河期世代でも内定切りが流行していて、一番印象的だったのは山一証券の自主廃業で内定が取り消されたという人もたくさんいました。

その後に起こるのが正社員の求人がなくて派遣やアルバイトの求人しかない状況で、正社員になれるのは余程困っている会社か社長が気に入っている人だけを採用するということくらいです。

なので、今の就職氷河期世代が未だに派遣やアルバイトだという人が多いのもこういうことが原因だったりもするのです。

仮に正社員になれたとしてもパワハラ長時間労働などで職場環境が悪くて辞めざる得ない人も沢山います。

企業にしてみれば会社にいて欲しくない人を炙り出してリストラをして、優秀な人を採用するチャンスという捉え方もできます。

今のテレワークが典型的ですぐに仕事ができるかというのも炙り出すことができるようになっているので、仕事ができない人にとってのテレワークができない人はリストラ対象になるわけです。

逆にテレワークができるような人はたとえ学生であろうとも採用したい企業も出てくるので、視点を変えて就職活動をするのもいいと思います。

また、学生のうちに自ら稼ぐということをやってもいいと思います。

実際にも学生で起業をする人も多く、就職氷河期世代の中でも学生のうちに起業したという人もいました。(インターネットが普及し始めた頃ですが)

もちろん起業には失敗も付き物ですが、失敗を糧に学ぶということもできますし個人事業主として仕事をするという方法で身の丈にあったやり方という方法でもいいのです。

私も派遣で仕事していた時から「自分で稼ぐ」ということを考え始めていて、30代後半からクラウドソーシングを始めたことをきっかけに自ら稼ぐということをやっているのです。

20代で正社員になれなかったから人生が終わったと嘆くよりも、稼げる方法を自分で見つけて実践するほうが建設的だし、私を含めた親世代の考え方をそのまま受け入れるのはもったいないです。(親世代の中には時代の変化に対応できず、頭の中を更新することすら困難な人もいるので)

そういった意味では就職氷河期世代の経験が役に立つときが来たのかなと思うのです。(本当に正社員の求人が無くてアルバイトや派遣の求人ばかりでした)